現実はヴァーチャル
こんにちは、すっぴんのネタローです。
最近『現実脱出論』という本を読んでいます。その中で次の文章を見つけました。
現実は、集団が形成される時にうまくコミュニケーションが行えるようにと、細部に少しずつ意図的な補正が施された仮想の空間である。現実はリアルではなくヴァーチャルなのだ。だから、至る所に矛盾が溢れている。細部を見てみると、正確であることのほうがむしろ少ない。現実と自分の感覚がうまく調和しないなと感じるのも当然である。
『現実脱出論、坂口恭平、139頁』
人生も中盤に差し掛かった年齢ですが、うまく社会と折り合いをつけることができないなと思ってましたが、目から鱗です。そもそも現実と呼ばれているものそれ自体がヴァーチャルで、補正を施している空間なのだということです。そりゃ一人一人が感じているものとずれが生じてるし、それに合わないわけだよなと思うわけです。それに合わせていれば調子を崩して当たり前だと思います。その現実に合わない自分を責めることもありましたが、肩の荷がおりました。ありがとうございます。
まだ書きたいことがあったのですが、忘れてしまったのでまたの機会に。
それではまた次の投稿で。